マツダ株式会社（以下、マツダ）はこのたび、独自のアイドリングストップシステム「i-stop」燃焼技術が、財団法人 新技術開発財団^*1より「第42回 市村産業賞 貢献賞」を受賞したことを発表しました。「市村産業賞」は、優れた国産技術を開発することで産業分野の発展に貢献・功績のあった技術開発者またはグループに、毎年贈呈されるものです。

　「i-stop」は、昨年6月に発売した新型「マツダ アクセラ」に搭載されて以来、「2010年次RJCテクノロジーオブザイヤー^*2」、「第6回エコプロダクツ大賞 国土交通大臣賞^*3」、「平成21年度日本燃焼学会技術賞^*4」、「日本自動車技術会賞技術開発賞^*5」を受賞しており、直噴エンジン技術の活用による大幅な燃費改善と自然な操作感を実現する、マツダ独自の環境技術として高く評価されています。

　アイドリングストップ技術は、比較的低コストで実現でき、普及率の観点からCO₂排出量削減に対する大きな効果が期待されています。マツダは、停止状態でもシリンダー内に燃料を供給できる直噴エンジンの特徴を生かした「燃焼始動式」を新たに開発し、課題とされていたエンジン再始動時間を従来比半分の約0.35秒に短縮、スタータ作動音や振動も抑制しました。「i-stop」の普及により、環境面で社会への貢献が期待されています。

　なお、贈呈式は2010年4月28日（水）11時より、ホテルオークラ東京（東京都港区）で行われる予定です。

■このたびの受賞については、以下のとおりです。

*1　財団法人 新技術開発財団webサイト：  http://www.sgkz.or.jp/
*2　主催： 日本自動車研究者・ジャーナリスト会議
*3　主催： エコプロダクツ大賞推進協議会
*4　主催： 日本燃焼学会
*5　主催： 社団法人 自動車技術会

＜ご参考＞マツダの市村産業賞受賞歴

1994年　「第26回 市村産業賞 貢献賞」